仙台市社会福祉協議会では、障害に対する良き理解者を増やし、誰もが暮らすやすいまちづくりを進めるため、『仙台市障害理解サポーター(ココロン・サポーター)養成研修』に取り組んでいます。
研修の特徴は、障害のある方が講師となり実体験を踏まえた講義等を行い、理解を深めていきます。
現在受講者を募集しておりますので、詳しくはこちらをクリックしてください。→チラシ・申込書
11月25日(水)・26日(木)に仙台国際ホテルで研修を行いました。ホテルに勤務する全従業員を対象に、肢体不自由があり車いすの当事者講師2名(うち1名は介助犬ユーザー)から社会にある障壁(バリア)や障害者を取り巻く現状等について、旅行先や国内外のホテルで実際に経験したエピソードを交えながら講義を行いました。
講義の中盤、介助犬グレープが床に落ちた小銭を拾う、携帯を取ってくる等のデモンストレーションを行いました。講師の指示通り動くグレープの様子に、皆さん興味深々でした。
【講義の様子】
後半は「一緒に考えてみよう」をテーマに、講師が実際に客室を利用する想定でワークショップを行いました。客室と会場をオンラインで繋いでスクリーンに投影し、車いすの方が部屋のどのような所をチェックするのか、どのような所に不便を感じているのか等を説明し、どのようなサポートがあれば快適に過ごすことができるのかを受講者と一緒に考えました。
【ワークショップの様子】
研修を受講して「当事者の方がどのような配慮を望むのか、ミスマッチを防ぐためにコミュニケーションをしっかり取っていきたいと思った」「障害のある方にとって物理的な障壁よりも精神的な障壁が問題なのだと思った。もっとソフト面で対応できる部分があることを感じた」「実体験や客室での介助方法を実際に見ることができてイメージしやすく、業務に活かせると感じた」等の意見が聞かれました。
研修終了後に講師から総料理長の菅井様に修了証をお渡し、受講者にはサポータキーリングをお渡ししました。
【修了証を受け取る総料理長の菅井様】
【仙台市障害理解促進キャラクター「ココロン」がプリントされたサポーターキーリング】