仙台市社会福祉協議会では、障害に対する良き理解者を増やし、誰もが暮らしやすいまちづくりを進めるため、『仙台市障害理解サポーター(ココロン・サポーター)養成研修』に取り組んでいます。
研修の特徴は、障害のある方が講師となり実体験を踏まえた講義等を行い、理解を深めていきます。
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1月25日(月)に東北外語観光専門学校で研修を行いました。英語科観光サービス専攻の2年生を対象に、視覚障害のある講師から、仙台市の福祉のまちづくりの歴史や障害者を取り巻く現状、障害者差別解消法と仙台市独自の差別解消条例等について学びました。講師からは普段の生活についてや色々な体験談を交えた話があり、普段障害のある方と接する機会が少ない受講者にとって身近に感じられたようです。受講者からは「体験談などの生の声を聞くことができて良かった」「私たちが障害のある方へ配慮する時は、しすぎてもいけないということに気付かされた」等の意見が聞かれました。
【講義の様子】
研修の後半は実践体験を含んだグループワークを行いました。グループ内で目隠しをして視覚障害のある方役と飲み物を出す役、それぞれの動きを観察する役を順番に体験し、どのような声掛けや対応があれば良かったか等を意見交換しました。講師からは、「自分の場合は、置く場所(左右、中央)や中身は何が入っているのか等のポイントを伝えてもらえれば大丈夫。視覚障害のある方々はこれまで色々な経験(失敗も含め)しているのである程度は対応できるが、まずは本人とコミュニケーションを取りながら対応していくことが大切」と話をしていました。
【実践体験とグループワークの様子】
研修終了後に講師から代表の方へ修了証をお渡しし、受講者全員にサポーターキーリングをお渡ししました。
【修了証授与の様子】
【仙台市障害理解促進キャラクター「ココロン」がプリントされたサポーターキーリング】